ハンバーガーを食べたいときは

 安くてお腹がいっぱいになるセットメニューですが、セットにつきもののポテトほど太りやすい食べ物はありません。ダイエット中はやめた方が無難です。

 いろいろなメニューをオリジナルで組み合わせても構いませんが、値段が高くなりがち。そこでオススメするのは、バーガーの単品オーダー。これなら値段も手頃で、お財布が寂しいときでも安心して買えますよね。「1つだけ買うのはお店に悪い……」なんて遠慮は要りません。ダイエット中は、特に自分の買いたい分、必要な分だけ買う勇気を持つこと! 単品を頼むことで「私はダイエットしてるんだ!」という自覚を持つことも大切です。

 さらにダイエット中は「お持ち帰り」を積極的に活用しましょう。持ち帰りにすれば、お店に長くいて追加オーダーをしてしまう危険もありません。自宅や職場に、コンビニでも買える具だくさんのレトルトパックの野菜スープを常備しておけば、持ち帰ったバーガーと一緒に野菜も摂れて食べた満足感もアップします。

  • 噛み応えを増す工夫。

ハンバーガーは、一般的に噛みごたえがなく、そのぶん食べた満足感が少ないという欠点があります。

 この「噛む」という行為は、ダイエッターにはとても大切。「体熱産生反応」といって、食べたエネルギーを熱エネルギーとして体外に排出する動きが活発になるからです。例えば、流動食を直接胃に流し込むのと、同じ分量をよく噛んで食べるのとでは、体熱産生反応は1対4。よく噛んで食べればエネルギーが使われ、そのぶん太りにくい、というわけです。

 そこで、オススメは海苔を1枚挟むこと。味もおいしく、カンタンに歯ごたえが増して噛んで食べられるようになります。

 さらに海苔にはダイエッターの強い味方である食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、太る原因になる糖質や脂質とくっつき、余分なエネルギーの吸収を阻害する働きもあります。ただし、ここでもポイントはよく噛むこと。噛まないとこの効果は半減します。

 海苔以外でも、小さなタッパーに入れる「My Lunch Box」を作るのはカンタンでオススメです。電子レンジで加熱したきのこや、水で戻したワカメ、切り干し大根やひじきなどは食物繊維が豊富。ドレッシングなどで味付けしたものを小さなタッパーに入れてサイドメニューにします。朝はどうしても時間がない人はコンビニでひじきの煮物を買ってもOKです。